日本工業経済新聞社(山梨)
2014/12/25
【山梨】橋点検一括発注、来年2月にも委託
国や県、市町村で構成する「県道路メンテナンス会議」の第3回会合が24日に開かれ、市町村管理の道路橋などの点検業務を県建設技術センターがまとめて発注する「地域一括発注」を検討。一括発注は本年度から開始する計画で、来年1月に実施自治体と同センターが随意契約を結び、2月に同センターが点検業務をコンサルタントなどへ発注する。本年度の対象橋梁は20橋を予定する。
また、来年度の一括発注に向けて、1月中に県が来年度の市町村の一括発注要望をとりまとめる。3月からは発注ロット計画や見積書を県建設技術センターが作成し、5月にも同センターが点検業務を発注し、6月から業務を開始する。
道路法施行規則の改正で、橋梁などの道路インフラは5年に1回の近接目視による定期点検が道路管理者に義務づけられた。そのため道路メンテナンス会議では、希望する市町村の点検業務をまとめてコンサルタントなどへ外注する地域一括発注を計画。
一括発注とすることで@点検の発注規模を大きくできるA点検主体となる建設技術センターの技術支援を受けられるB市町村の業務を省力化できる―などのメリットが生じる。
同会議では、一括発注に向けて10月30日に市町村向け説明会を開催。12月には実施自治体と最終確認を行い、来年1月に市町村と同センターが随契を締結。2月に点検業務を委託し、業務を開始する。