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北海道建設新聞社
2014/12/15

【北海道】DACグループが仁木に大規模なワイン関連施設−15年春にも着工

 デイリースポーツ案内広告社を中核とする総合広告代理店業のDACグループ(東京、石川和則代表)は、仁木町で大規模なワイン関連施設を計画している。建設予定地は同町旭台地区の約20haで、11日に土地の譲渡契約を締結した。来春にもワイン醸造所などの建設に着工したい考えだ。総事業費に約10億円を見込む。
 観光果樹園やワイン醸造所をはじめ、レストランを併設したゲストハウス、多目的ホール、ホテル・研修施設、英国風ガーデンなどを備えた体験型テーマパークとする。
 2015年に着工する1期工事では、レストラン・ゲストハウスとワイン醸造所、多目的ホールを備えたメモリアルタワーを建設。地下には3施設を結ぶ100mの長さのトンネルを造り、国内最大級のワインカーブ(地下ワイン貯蔵庫)を設ける。1期の工事費は5億―6億円を見込み、これらを同年内に完成させる。
 翌16年以降の2期工事では、ホテル・研修施設や1万m²を超える英国風ガーデン、野外音楽堂などを計画。石川代表が秘境探険家でもあることから、敷地内に冒険記念館の建設も予定している。
 全体計画策定・実施設計はワンプラスワン(東京)の国武陽一郎氏が担当。施工業者は未定だが、道内業者に依頼する方針だ。
 周囲の森林など自然環境との調和に関する指導を、作家でナチュラリストのC・W・ニコル氏に依頼したほか、英国風ガーデンのデザインをローズスタイリストの大野耕生氏、冒険記念館の館長就任を探険家の舟津圭三氏にぞれぞれ要請している。