建通新聞社
2014/12/12
【大阪】吹田東・成城校舎改築に6・8億 府教委
大阪府教育委員会は、吹田東高校と成城高校の2校の校舎改築を進めるため、2015年度の事業費として6億8564万円を概算した。基本設計などを委託する予定で、外注方法を検討中。一般競争入札かプロポーザルになるもよう。実施設計は、基本設計の委託先と随意契約する。既存施設の撤去工事に伴う実施設計は別途外注となる。
吹田東高校は、老朽校舎を全面的に建て替える計画。総事業費は約52億円。新校舎の規模に、鉄筋コンクリート造または鉄骨造4階建て程度の延べ床面積約1万2000平方bを見込む。現校舎は鉄骨造4階建て延べ1万1972平方b。敷地面積約3万7900平方b。場所は吹田市青葉丘南16ノ1。
計画では、体育館の南側のグラウンドに3階建ての仮設校舎3棟を設置し、既存校舎を解体。跡地に新校舎を設ける。15〜16年度に旧校舎撤去の実施設計と工事(アスベスト除去含む)、新校舎の基本・実施設計を行い、17〜19年度に新校舎を建設する。
基本計画策定業務は汎設計(大阪市中央区)、アスベスト対策工事に伴う基本計画策定業務は吉田都市建築研究所(大阪市西区)が担当。
成城高校は、老朽化した特別教室・実習棟1棟を建て替える計画。新築規模は鉄筋コンクリート造か鉄骨造による延べ床面積約3500平方bを想定する。既存規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ4855平方b。
グラウンドの一角に仮設校舎2棟を設置した後、既存校舎を解体し新校舎を建設する。敷地面積は約2万2300平方b。場所は大阪市城東区諏訪3ノ11ノ41。
15年度は吹田東とほぼ同じ内容の工程となるが、旧校舎の撤去と新校舎の建築には16年度中に着手し、17年度末までに全体を完成させる。総事業費は14億円を概算する。
新校舎の基本計画はアルト建築設計事務所(大阪市北区)で作成中。アスベスト対策工事に伴う基本計画策定業務は田建築研究所(大阪市住吉区)が担当。