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建通新聞社(神奈川)
2014/12/09

【神奈川】国土交通省 住宅・建築物省CO2先導事業 小杉町二丁目開発計画などを採択

  国土交通省は8日、2014年度(第2回)住宅・建築物省CO2先導事業の採択プロジェクトとして、三井不動産レジデンシャルが武蔵小杉駅の近接で進めている(仮称)小杉町二丁目開発計画の省CO2先導事業などを決定した。
 同事業は、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを公募で募り、支援する。省CO2対策を強力に推進し、住宅・建築物の市場価値を高めるとともに居住・生産環境の向上を図ることが目的。08年度から国土交通省が実施している。
 今回は10件の提案が住宅・建築物省CO2先導事業として適切と評価された。
 (仮称)小杉町二丁目開発計画は、東急東横線、目黒線、JR南武線・湘南新宿ライン・横須賀線の武蔵小杉駅から徒歩4〜5分の川崎市中原区小杉町2丁目で進めている事業。現在、竹中工務店の施工で準備工事中。
 A地区の建設が先行。規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上53階建て延べ7万1003平方b。総戸数は592戸。17年12月下旬に竣工予定。B地区の着工時期は未定。鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上54階建て延べ7万0170平方b程度の超高層住宅棟を予定している。
 敷地内には合計610bの桜並木を配置。住棟では先進的な環境テクノロジーを採用し、良質な環境の実現と省エネの達成を目指す。
 今回の採択はマネジメント区分でのもの。
 先導事業の募集は、本年9月1日から10月10日の間で行われ、17件の応募があった。これを審査し、全国で10件を住宅・建築物省CO2先導事業として適切と評価し採択となった。
 小杉町二丁目開発計画以外は新築、改修区分での採択。浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物などが採択となった。