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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/12/08

【山梨】リニア山梨駅施設概要

 JR東海は、リニア中央新幹線の建設で、甲府市大津町に計画している山梨県駅(仮称)の施設概要を、11月に開催した事業説明会で示した。駅は高さ約20mの高架橋で幅約50m。
 ホームは、本線を挟んで2カ所。天井や壁で囲まれた室内(ホールホーム)とする。ホーム外側は副本線となる。
 地上には入出場口、改札設備、旅客トイレを設置。ホームとの間は階段やエレベーター、エスカレーターで連絡させる。
 駅部の環境対策工については、景観上の配慮や観光振興などの観点でリニア車両を見えるようにしてほしいという地元などからの要請もあることを踏まえ、防音壁とすることを考えている。
 同社が作成した環境影響評価書関連図では、駅のおおむねの中心位置(ホームの中心位置)を示しており、この位置を中心に、延長約1q、最大幅約50mの構造物を計画する。駅は高架構造で、まず構造物を支える杭を設置し、次に基礎・柱・床版を、主に鉄筋コンクリートで構築する。工事の実施では、工事施工ヤードなどを設ける。施工ヤードは、周囲に工事用フェンスを設置するとともに、発生土の仮置き、濁水処理施設の設置、必要に応じてコンクリートプラントなどの設置を行う。
 具体的な駅施設計画については、駅周辺整備計画との調整を関係自治体と図りながら検討を進めていく。また、駅施設はJR東海が計画していくが、駅に隣接する施設については県が駅前広場やパーク&ライド用駐車場などの整備を検討している。