【三重県四日市市】日本トランスシティ(本社四日市市)と伊勢湾倉庫(本社四日市市)の共同出資会社「霞北埠頭流通センター」(四日市市霞2ノ1ノ1、小林長久社長)が計画する「物流センター(倉庫)」の整備が、国土交通省の「港湾機能高度化施設整備事業(物流拠点再編・高度化支援施設)」の採択を受けた。採択事業として2015年度に着工する運びとなった。
現在四日市港管理組合(以下、四港管理)が地盤改良工事を進めている霞ケ浦地区北埠頭の埋め立て地に「物流センター」を建設する計画。同社では現在、建設に向けて整備する建屋の詳細など検討を進めている。14年度末には建設地の地盤改良工が完了することから、15年度内の建屋着工が見込まれる。同社は、四港管理から土地を借り受けて施設の建設・運営などを行っていく。
建設地は北埠頭のW80コンテナターミナルに隣接する敷地約5万4000平方b(四日市市霞2ノ26ノ1内)。四港管理が公表した概要によると、倉庫建屋は準耐火構造で2階建て延べ約4万2000平方b。建物の南北に高床式プラットフォーム、シャーシ操作ヤードなどを配し、付属施設として事務所や従業員用駐車場なども整備するという。
採択事業では物流施設の共用部と共同施設(道路、緑地など)の整備費の3分の1が補助される。事業期間は16年度まで。
提供/建通新聞社中部支社