建通新聞社四国
2014/12/05
【徳島】民間保育所施設整備補助に新たに7・3億円
徳島県は、2014年度に新たに7億3831万円を投入し、県内の民間保育所(認定こども園含む)6カ所の施設整備を補助する。12月補正予算確定後、これら民間保育所の運営者に、施設整備に対する交付申請のあった自治体を通してこれら整備に充てる補助金を配分していく方針。
交付申請は、今後民間事業者から各自治体に提出されることになるが、今補正予算分では徳島市、阿南市、藍住町に所在する各民間保育所の整備に関し、補助金を配分することにしている。
徳島市内では、創設3カ所、創設と修繕1カ所の計4保育所(認定こども園)の整備に対し補助が計画されている。4園は、揺籃福祉会のめだか認定こども園、(仮称)エクセレント福祉会のエクセレント南部こども園、(仮称)足芽会のゆめあい認定こども園、四国大学の四国大学付属認定こども園。四国大学は現在の幼稚園を増築し、定員280人で整備し、そのほかは定員120人で新設する。
同市は今後、関係者と協議の上、必要なら社会福祉法人の認可手続きを行うほか、補助金を交付し事業を推進していく計画。各認定こども園は15年度に園舎建設などに着工し、16年4月の開園を目指す。
このほか阿南市内では、喜久伸福祉会の那賀川ひまわり保育園の増築1カ所、藍住町では民間企業のダイシンの藍住あおば保育園の認可保育所への移行に必要な改修費用を助成することにしている。
同事業費補助金は、安心して子どもを育てることができる体制を整備するため、待機児童解消に向けた保育所の創設、耐震改修や増改築などの事業に対して補助するもの。14年度事業費は6月補正までの累計額3億0364万円を合わせると、今回の補正で10・4億円余りとなる。