建通新聞社(神奈川)
2014/12/04
【神奈川】浮島地区でも測量開始 湾岸道羽田〜浮島間
国土交通省川崎国道事務所は、国道357号・東京湾岸道路の羽田〜浮島間(大田区〜川崎市川崎区)の一般部整備に向け、浮島地区の測量作業を始める。簡易公募型競争入札(総合評価方式)で2015年1月末に業務の委託先を決定。先行する羽田地区と多摩川横断部の測量とともに作業成果を得て、多摩川横断部に計画する「多摩川トンネル」の設計などに備える。
湾岸道の羽田〜浮島間は中央部に専用部(首都高速湾岸線)、その両側に一般部を整備する計画。専用部は首都高速道路公団(現・首都高速道路会社)が建設した「多摩川トンネル」が供用しているものの、一般部については事業化していない。
羽田空港周辺と京浜臨海部の連携強化策を具体化するため、内閣官房・地域活性化統合事務局が9月に立ち上げた委員会では、湾岸道の羽田〜浮島間一般部と、羽田空港と川崎市の殿町地区を結ぶ「連絡道路」(神奈川口構想)の同時着工が議論される方向となっている。
浮島地区の測量作業は▽基準点測量▽水準測量▽現地測量―を内容とし、15年7月31日までに成果を納めてもらう。19日まで参加表明書・技術提案書を受け付け、15年1月28日に開札して業務の委託先を決める。
一方、先行する羽田地区と多摩川横断部の測量作業は、簡易公募型競争入札(総合評価方式)で業務の委託先を選定中。12月12日に開札して委託先を決め、15年3月25日を履行期限に▽基準点測量▽水準測量▽現地測量▽深浅測量―を実施してもらう。