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日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/12/02

【埼玉】 本庄地域連絡会が行政対象暴力研修会

 公共工事に係る暴力団等の排除に関する本庄地域連絡会は、今年度第2回研修会を本庄県土整備事務所で開催した。本庄県土整備事務所職員のほか、県本庄農林振興センター、本庄警察署、児玉警察署や管内市町の職員など約32人が参加し、講話を聞いたほか、不当要求に対するロールプレイング(模擬演習)を行った。
 本庄県土整備事務所の石関所長によるあいさつに続き、県警察本部捜査第四課の滝澤警部補は講話で、行政対象暴力の形態は権限行使要求型と金品要求型の2種類があると前置きし「特に権限行使要求型は、暴力団関係企業を公共工事の下請業者とするために、元請業者に対する行政機関の指導監督権限を不当に行使させるなど事例があります」と説明。「これらの要求には1人ではなく、常に複数の職員で対応し、レコーダーなどで記録を取ることも大切です」と対応手法を解説した。
 その後、DVD「鉄の砦」を鑑賞し、不当要求への対応を学んで、ロールプレイングに移った。
 ロールプレイングでは、捜査第四課の刑事2人が訪問者(暴力団)役、県・市・町職員3人が対応職員役を担当し「夜間における道路工事に対する不当要求」「職員の交通事故に関するトラブル」「暴力団登録のある建設業者とのトラブル」の3事例を実施。対応職員役は、訪問者役の迫真の演技に圧倒されつつも、要所で適切な対応を行っていた。