日本工業経済新聞社(群馬)
2014/12/01
【群馬】県介護高齢課が特養「いこい」に補助内示
(仮称)社会福祉法人飛翔会が整備する特別養護老人ホーム「いこい」に対して、県介護高齢課が第5期高齢者保健福祉計画に基づく本年度の特養創設・増床整備の補助を内示したことが分かった。邑楽町狸塚に50床を新設する。これにより、本年度分の整備予定340床のうち、320床が内示を受けた。残る20床は伊勢崎市内で増床整備が予定されている。
(仮称)飛翔会が整備する特養「いこい」は、S造2階建て、延べ床面積2870・46u規模を想定し、新たに50床を新設する。
本年度の県補助分では、伊勢崎市内の20床増床計画が残されているが、現段階で内示はなされていない。事業者の準備が整った段階で内示されていくもようだ。
県介護高齢課では本年度補助について、これまでに◇あんなか福祉会の「明嶺荘」(安中市嶺、10床増床)◇碓氷福祉会の「うすいの里」(安中市松井田町高梨子、10床増床)◇橘風会の「ねむの丘」(渋川市北橘町八崎、10床増床)◇恵の園の「カナン」(渋川市渋川、40床新設)◇パースの森の「小野子ヒルズ」(渋川市小野子、40床新設)◇幹の会の「ライフゆうかり」(藤岡市小林、70床新設)◇緑成会の「山王」(下仁田町馬山、30床新設)◇絹の会の「シルクの里」(桐生市宮本町、60床新設)−の8事業者・計270床に対して整備補助を内示していた。今回の「いこい」を加えると9事業者・計320床が内示されたことになる。
特別養護老人ホーム整備は、第5期高齢者保健福祉計画(2012〜14)に基づき、特養入所待機者対策として、社会福祉法人が実施する特養の施設整備に対して補助を行うもの。本年度予算で広域型特養整備補助金11億5416万円を計上している。広域型特養整備については本年度、計340床に対して補助を行っていく計画。