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建通新聞社(岡山)
2014/12/01

【岡山】北長瀬みずほ住座 操車場跡地に整備へ

 岡山市は、老朽化が著しい北長瀬みずほ住座の建て替えを検討しており、再生事業整備構想案を公表した。
 建て替えは、長期工期を要する現在地建て替えではなく、近接する岡山操車場跡地「生活支援ゾーン」とする方向性を示し、2015年1月中にも正式な建設地を決定する。14年度は民間活力の導入も視野に入れ調査を進める一方、2015年度上半期中に事業手法やコンセプトのたたき台となる基本計画を市内部で策定する予定。
 再生整備するにあたり、現地建て替え(北区野田4ノ16ノ101ほか)と岡山操山場跡地整備計画」による「生活支援ゾーン」(岡山市北区野田4丁目611ノ12)を比較した結果、現地建て替えは100世帯を超える現入居全世帯の仮移転が困難であること、工事進入路の整備工事、既存住棟の撤去工事、基礎工事、建築工事などを2〜3段階に分けて行う必要があり、長い事業期間(約62カ月)が必要であることなどから、すでに整地され、既存建物の撤去工事がない生活支援ゾーンを選択した。事業期間は約29カ月が見込まれる。
 再生備戸数は、現管理戸数と同じ214戸。老朽化の進む岡西A棟(2戸)、石井谷(D5棟、8戸)、巌井三門(32戸)の3団地も北長瀬みずほ住座に集約・統合などを視野に入れ建て替える。
 また、併設施設として、社会福祉施設だけではなく、民間事業者による提案を積極的に導入することも視野に検討する。
 同住座は、建築後約60年が経過した老朽化施設。簡易耐火構造の2階〜4階の214戸。
 北長瀬みずほ住座再生事業で民間活力を導入する可能性を探るため、調査業務を地域経済研究所(大阪府)に委託した。