建通新聞社
2014/12/01
【大阪】6施設に最優秀提案5者 府屋根貸し太陽光
大阪府住宅まちづくり部は、屋根貸しによる太陽光パネル設置促進事業の最優秀提案者5者を選定した。対象施設は支援学校や府営住宅などの府有建築物6施設。今後、事業実施に向けた詳細協議を進め、本年度中に太陽光パネルを設置。2015年度以降、20年間の売電を目指す。
今回は、初めて傾斜屋根(金属屋根)の施設が対象に加えられ、事業者の選定では、工事中の具体的な安全対策や遠隔監視システムの導入、地元大阪産の設備・材料を利用するなどの提案が評価された。
屋根貸し事業は、府有施設の屋根を民間事業者に貸し付け、太陽光パネルを設置・発電するもの。民間事業者は固定価格買取制度により、売電し収入を得る。府は貸し付け料をもらいながら再生可能エネルギーの導入を図ることができる。
鴨谷台1丁住宅と浅香山住宅の2施設については、条件が合わないなどの理由で事業者の選定が見送られた。再公募はしない方向。
対象施設は次の通り(@最優秀提案者A発電容量B使用予定面積)。
▽北河内地域支援学校および北河内地域高等支援学校(枚方市)@ライジングコーポレーションA約190`hB約1400平方b
▽中河内・南河内地域支援学校(羽曳野市)@ライジングコーポレーションA約410`hB約3500平方b
▽摂津支援学校(摂津市)@浜田ホールディングスA約50`hB約400平方b
▽貝塚高等学校(貝塚市)@MTEC CORPORATION・磯部塗装JVA約11`hB約164平方b
▽砂川厚生福祉センター(泉南市)@ハイコムA約50`hB約478平方b
▽豊中上津島住宅(豊中市)@永輝商事A約46`hB約302平方b