建通新聞社(神奈川)
2014/11/28
【神奈川】高速鉄道3号線延伸、空撮調査で現況把握
横浜市都市整備局は、高速鉄道3号線の延伸に向けた調査を進めており、近くあざみ野〜新百合ケ丘間の航空写真を撮影し現況を把握する。
市営地下鉄3号線(ブルーライン)をあざみ野駅から小田急線新百合ケ丘駅まで約7`延伸し、川崎市北部〜多摩地域と新横浜〜横浜を結び、広域的な交通利便性を向上する構想。
ルートや中間駅の設置場所は未定。2014年度の調査や検討結果を踏まえ、15年度、建設する場合の工法などとともに検討する。また、事業費を試算し運行計画を考える。
市ではこれまでに横浜市域の地質調査を行っており、今回の空撮による調査は、川崎市域を含めて実施する。土地の利用現況や道路の位置などを把握し横浜市域の最新の平面図を作成、川崎市にも事業化に向けた検討を加速するよう、依頼する。
空撮調査は「鉄道計画検討調査その3」として三和航測(横浜市中区)に440万円で委託。このほか14年度は「鉄道計画検討調査」をパシフィックコンサルタンツ(横浜市西区)に、「鉄道計画検討調査その2」を国土エンジニア(横浜市瀬谷区)に委託した。
高速鉄道3号線の将来の需要規模は4万5000〜5万3000人/日、概算事業費が1300〜1500億円、累積資金収支は23〜31年目に黒字転換すると試算する。