日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/28
【群馬】利根川ダム統管が工事安全協議会開催
利根川ダム統合管理事務所工事安全協議会(会長・鴨下由男同事務所長)は27日、事故防止に向けた本年度の工事安全協議会を同事務所内で開催した。
当日は事務所職員や工事関係者など約70人が出席し、安全意識の再認識と安全管理の徹底を図った。
開会ののち、鴨下会長が「安全で円滑な工事の促進を図るため、受発注者の協力による安全協議会を組織し、工事現場における公衆労働災害、工事の事故防止に努めている。本年度は、調査測量業務でも体調不良を要因とした死亡事故が発生している。会員の皆さまには、工事事故の防止と危機管理のさらなる徹底をお願いしたい。11月は工事事故防止の強化月間と定め、取り組みを強化している。今後も無事故無災害に向け、受発注者一丸となって取り組んでいこう」と呼びかけた。
その後、本年度の関東地方整備局管内の事故発生状況、盗難被害の状況などが説明された。また、労災防止への取り組みとして、須田建設が『H26藤原ダム維持工事』での、建設環境研究所が『H26ダム貯水池等水質調査業務』での現場での安全対策を紹介したほか、群馬県建設業協会が実施している環境すみずみパトロールの活動内容も報告された。
最後に、厚生労働省沼田労働基準監督署から工事現場における安全衛生管理をテーマに講話が行われ、労働災害を防ぐためのポイントが解説された。