静岡浅間神社は、今後約20年をかけて保存修理のための大改修を行う。当面は、T期工事の第1段階として大歳御祖(おおとしみおや)神社と少彦(すくひこな)名神社の2社を一括整備する。今後、指名競争入札で塗装工事(漆、彩色)、塗装工事(金具)、仮設他工事(足場、敷き石、木部、その他)の3分割で発注する。入札日は12月17日。
T期工事は、本年度から2025年までの12年間で大歳御祖神社、少彦名神社、神部(かんべ)神社、浅間神社の4社の改修を3段階に分けて行う。
今回発注される第1段階では、14年度第4四半期―16年度第2四半期で大歳御祖神社を、16年度第1四半期―17年度第2四半期で鏡内社少彦名神社本殿を整備する。1月中旬以降に資材置き場とモノレールを設置、2月の節分祭を終えて着工する。
T期工事の総事業費は25億円を見込んでいる。7割を文化庁補助で、他を県、市、神社で分担する。
また、U期工事については現時点では未定だが、T期工事終了後から3年後の29年度から5カ年をかけての整備を検討している。八千戎(やちほこ)神社、麓山(はやま)神社が対象となる。
T期、U期での整備対象は、木造平屋または2階建ての6社26棟からなる。
(2014/11/28)
建通新聞社 静岡支社