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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/27

【群馬】邑楽町が来年度に北保育園改築工事


邑楽町は来年度、藤川地内にある北保育園の園舎改築を進める。建設地は高島幼稚園を取り壊した跡地を予定し、来年度早々に解体工事を実施して、6月定例町議会へ建築工事の契約締結議案を上程できるように入札を実施する。設計作成中の新施設はW造平屋建てで、延べ床面積は約700uを見込んでいる。2013年度の長柄幼稚園、本年度の高島幼稚園と進めてきた教育・子育て施設の耐震化対策は、北保育園の園舎改築で完了する。
藤川地内の一般県道赤岩足利線西側沿線には、高島小学校の南に高島幼稚園と北保育園が並んでいる。町は本年度、高島幼稚園の西側にある町有地へ新しい幼稚園舎を建設中で、来年3月中に完成する。老朽化している北保育園も建て替えられることとなり、新園舎は、高島幼稚園の現有園舎を解体した跡地に建てられる。設計は本年度、糸井建築設計事務所(太田市)が作成しているところ。
北保育園の新園舎は、6つの保育室や調理室などを持つW造平屋建て・延べ床面積700u程度で計画している。新たな高島幼稚園の園舎とは渡り廊下で接続され、幼稚園舎内にある職員室や遊戯室は保育園と共有されるほか、園庭も共有スペースとなる。工事には、これまで建て替えられた長柄幼稚園や高島幼稚園と同様、多くの県産木材を使用する考えで、県の補助制度の活用を目指す。完成は、2016年3月の予定している。
北保育園は現在、利用年齢を1歳から5歳までとしているが、新園舎完成後は子育て家庭のニーズに合わせ、利用年齢を0歳からに広げ、法令が定める乳幼児保育に必要な調乳設備なども設置する。だた、定員は現在の90人に据え置くという。施設は、幼稚園と接続されるが、町によると認定こども園への移行計画は現段階のところないという。
来年度早期に解体される現在の高島幼稚園舎は、LGS造平屋建て・延べ床面積622uで、老朽化が進行し耐震性に問題があった。また、現在の北保育園舎は1975年に建てられたLGS造平屋建て・延べ床面積657uで、新園舎完成後の2016年度に解体される予定。跡地利用については、保護者が使用する駐車場などを検討している。