日本工業経済新聞社(山梨)
2014/11/26
【山梨】上野原市12月補正案 福祉保健センターで用地費
上野原市は12月補正予算案を公表。建設関連では(仮称)総合福祉保健センター事業に伴う公有財産購入費3億5064万2000円、(仮称)上野原保育所施設整備事業に伴う周辺道路改良および外構など工事に1億円を計上した。
センターの建設場所は、旧市立病院の駐車場跡地8100u(本町地区の中心拠点区域)に計画。基本設計をことし5月、馬場設計(甲府市)へ委託している。また建設検討委員会を立ち上げ、どういう機能を持たせるのかを現在協議をしている。
福祉保健部では「今予算で用地購入費が確保され次第、上野原土地改良区と用地交渉を始め、年度内にはめどを付けたい」と話している。
同センターは、福祉・保健・介護・子育て等のサービスの一元的な提供が行える機能を備えた拠点施設となる。構造や規模の詳細は明かしていないが、都留市のいきいきプラザを参考にしていることから、RC造で延べ床面積3300u程度になりそう。
センターの基本的な機能として、相談機能、情報発信機能、保健・医療機能、福祉支援機能、市民交流・活動拠点機能−などを置く。施設内はユニバーサルデザイン導入のほか、再生エネルギー化や省エネルギー化、IT機器の活用、自動化による労務の省力化を目指す。
一方、旧病院施設の跡地には、200人規模(上野原第一、第二、島田の3所統合)の新保育所を建設する計画。
今補正では、高台の法面整備や市道本町奈須部丸畑線の拡幅整備、構内の側溝および進入路など外構工事予算を計上している。保育所は、W造あるいはS造平屋建てで、延べ床面積は2000u規模(敷地面積約7000u)を想定。
実施設計は、三宅建築設計事務所(甲府市)へ委託済みで、保健福祉部では来年度の当初予算案に建設工事費を要望していく。
一般会計補正予算総額は6億2021万8000円−。