日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/25
【群馬】来年度に15棟の耐震化へ
県教育委員会管理課は来年度、「県立学校耐震改修計画」に基づき、県立学校15校・15棟の耐震改修工事を実施する。本年度は、この15棟の工事に先立つ設計に着手し一部を除いてほぼ完了しているほか、別の15校・20棟で耐震改修工事を進めている。「県立学校耐震改修計画」では、県立学校の耐震化を2015年度末までに完了することとしており、16年度からは、老朽化が著しい施設の長寿命化に順次着手する。
来年度に耐震改修工事を実施する15校・15棟を立地自治体別にみると、高崎市内が5校・5棟、伊勢崎市内が3校・3棟、沼田市内が2校・2棟、桐生市内、渋川市内、みどり市内、嬬恋村内、大泉町内が各1校・1棟となっている。
高崎市内では◇高崎北高校の武道場(1980年度建設、S造平屋建て、延べ床面積413u、Is値0・52)◇榛名高校の管理教室棟(1971年度建設、RC造4階建て、2521u、0・48)◇高崎女子高校の管理棟(1981年度建設、RC造4階建て、4363u、0・50)◇高崎工業高校の電気電子棟(1963年度建設、RC造4階建て、4963u、0・44)◇高崎商業高校のセミナーハウス(1973年度建設、RC造2階建て、562u、0・51)−で耐震化を図る。
伊勢崎市内では◇伊勢崎清明高校の管理教室棟(1974年度建設、RC造4階建て、2301u、0・51)◇伊勢崎工業高校の特別教室棟(1966年度建設、RC造3階建て、2426u、0・54)◇伊勢崎商業高校の管理特別教室棟(1981年度建設、RC造3階建て、3760u、0・46)−、沼田市内では◇沼田女子高校の東教室棟(1976年度建設、RC造4階建て、1201u、0・41)◇利根実業高校の土木実習棟(1966年度建設、RC造2階建て、778u、0・57)−でそれぞれ工事着手する。
桐生市内では、桐生工業高校の実習棟(デザイン)(1975年度建設、RC造3階建て、2147u、0・51)、渋川市内では渋川青翠高校の武道場(1979年度建設、S造平屋建て、413u、0・56)、みどり市内では大間々高校の武道場(1972年度建設、S造平屋建て、327u、0・51)、嬬恋村内では嬬恋高校の商業科実習棟(1969年度建設、RC造2階建て、493u、0・55)、大泉町内では大泉高校の土木科実習棟(1977年度建設、S造平屋建て、240u、0・59)が対象となっている。
工事着手時期について県教委管理課は「例年と同様に生徒が少ない夏休み期間中をメーンにとりかかりたい」と話しており、発注はいずれも夏休み前となりそうだ。対象施設の規模や補強内容にもよるが、夏休みから着工し、12月〜2016年2月ごろにかけての工事完成を目指す。
県立学校の耐震化が完了した後の16年度からは、老朽化が進行する施設の長寿命化に順次着手していく。