福島建設工業新聞社
2014/11/25
【福島】中央・地元でコンペ/郡山に次世代型多目的生産拠点/CYBERDYNE
郡山市に進出するCYBERDYNE(本社=つくば市、山海嘉之社長)は、同市横塚2丁目地内に建設する次世代型多目的生産拠点について、県内に営業拠点を持つ中央および地元ゼネコンを対象に設計・施工一括のコンペを実施しており、今月中にも選定する方針だ。
医療・福祉用ロボットスーツ「HAL」の生産・開発などを行う同社は、約2260平方bの敷地に、1期工事として事業費9億円弱を投じて、まちづくりにも連動する拡張性を考慮した生産拠点1棟を整備する。今年度内に着工し、来年度の操業開始を目指す。
25日に郡山市役所で行われた基本協定書調印式では、山海社長、品川萬里郡山市長と、内堀知事が立会人として出席し、基本協定書を交わした。山海社長は「県医療機器開発・安全性評価センターとの連動など、頻繁な改良に包括的な協力関係が期待できる」とあいさつ。内堀知事が「当地で世界最先端の技術が生産されることの意義は大きい。“メイドイン福島”による医療・ロボット産業が発展することで、ふくしまバレーの形成につながることに期待したい」と祝辞を述べた。