日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/19
【群馬】県八ッ場が長野原中央橋の上部工
県八ッ場ダム水源地域対策事務所は本年度、町道長野原向原線整備事業で吾妻川を渡河する中央長野原橋の上部工を計画しており、1月から2月に条件付き一般競争入札を公告する。この橋はL151m、W7mの3径間連続PCラーメン箱桁橋で計画。来年度以降に発注を残すのは、現在改良工事が進む区間での舗装工や同橋の高欄工、照明工などで、2016年度の完成を目指している。
この事業は、長野原町長野原地区を通る国道145号長野原バイパスを起点に浅間酒造観光センターの西側を通り、途中吾妻川を越えて国道145号の現道に接続するまでのL約800m区間で、幅員W7m(W2mの片側歩道)の道路を新設する。
このうち、吾妻川へ架設する中央長野原橋はL151m、W7mの3径間連続PCラーメン箱桁橋。下部については橋台、橋脚とも昨年度に発注し、本年度にかけて工事を進めている。上部工は、1月から2月に条件付き一般競争入札の公告を予定しており、年度内の着手を予定している。上部工の完成後は高欄工と照明工、舗装工が残ることとなる。詳細設計は、長大(東京都中央区)が作成した。道路新設区間では現在、改良工事が進められており、一部については舗装工事まで完了している。この区間では本年度の発注は残っておらず、来年度以降に国道145号の現道から中央長野原橋までの区間でL約30mの舗装工を、長野原バイパスから中央長野原橋までの区間でL約380mの舗装工をそれぞれ計画している。
この事業は、国道145号長野原バイパスと国道145号の現道が走る地区の産業振興や生活環境の向上、交通の利便性確保を目的としており、長野原町から事業を受託して2006年度から着手した。