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建通新聞社(神奈川)
2014/11/17

【神奈川】神奈川県 伊勢原射撃場改修設計へ

 神奈川県教育局は、県議会定例会で伊勢原射撃場改修費の補正予算化が認められたため、11月末から設計を開始する。2015年3月上旬の設計完了に合わせて工事を発注(債務負担)。10月開催の「紀の国わかやま国体」で使用できるよう工事を行う。
 伊勢原射撃場の場所は伊勢原市上粕屋2380。工事概要は、スキート射場鉛弾反射対策工事として既存飛散防止壁の改修(1600〜2000平方b)、飛散防止ネットの設置(延長約12b、高さ約8b)。クレーの飛散防止対策として板塀(延長 約21b、高さ約9b)、フェンスなどの設置。鉛対策として、未整備法面へのシート(約800平方b)。視認性等向上対策として、スキート射場壁面塗装(飛散防止壁約1100平方b、法面約800平方b)、射場射台、ハイハウス、ローハウスの塗装。施設の機能向上対策として、スキート射場(既存人工芝設置箇所)の水はけ対策。施設の更新として、スキート射場人工芝張り替え(約900平方b)、東側大口径射場の屋根部分舗装。その他施設の不具合箇所の改修で、トラップ射場窪地改良、トラップ射座囲棟西側土砂流入対策、トラップ運営棟ひさし復旧、トラップ射場大扉前整備などを予定している。
 同射撃場は、鉛対策等の環境対策工事を行い、2013年に再開場したが、スキート射場については、既存の飛散防止壁に当たった鉛弾やクレー破片の一部が射場外に飛散する状況が確認されている。
 「紀の国わかやま国体」での越境開催が決定したため、今回、射撃競技施設としての安全確保と機能向上を図る。
 9月補正予算案では14年度予算として3200万円。債務負担行為(14〜15年度)として限度額1億7200万円の設定が認められた。