建通新聞社
2014/11/17
【大阪】日本橋工事・南港南設計 小中一貫で大阪市
大阪市教育委員会は、施設一体型の小中一貫校整備で2015年度に事業費8億7200万円を投入し、日本橋中学校区の建築本体工事と南港南中学校区の実施設計に着手する。工事は議会承認案件になる見込みで、来年度上半期に発注し、9月市会に契約議案を上程する考えだ。設計の委託時期は未定。
日本橋中学校区の小中一貫校は、浪速区の恵美、日東、日本橋の3小学校を統合するもので、日本橋中学校の敷地6200平方bと隣接する関谷町公園約1fを校地に充てる。
校舎は日本橋中学校の既存校舎を改修して利用するほか、新校舎を建設する計画で、実施設計を東急設計コンサルタント(大阪市北区)で進めている。建設地は大阪市浪速区日本橋西1ノ7ノ6。17年4月の開校を目指す。総事業費は約20億円を概算する。
南港南中学校区の小中一貫校は、日本橋の1年遅れの工程で進捗を図る考え。15年度に実施設計をまとめ、16年度に建築本体工事を発注し、18年4月の開校を予定する。総事業費は15億円以内を見込む。
統合されるのは、南港渚小学校と南港緑小学校の2校。南港南中学校の敷地と既存校舎を活用し、小中一貫校を整備する。校舎は日本橋と同様に新校舎の建設と既存校舎の改修で対応。実施設計の委託先は、15年度にプロポーザル方式で選定する。基本設計は内部で作成中。既存施設は鉄筋コンクリート造4階建ての校舎棟などがある。計画地は住之江区南港中3ノ5ノ14。
今後、工事費と設計委託費を新年度当初予算の編成で要望していく。