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建通新聞社
2014/11/13

【大阪】羽曳野古市1期建替 16年2月議会案件で

大阪府住宅まちづくり部は、羽曳野古市住宅の第1期建て替え計画で、2015年度の上半期に既存住棟の解体撤去、下半期に建築本体工事を発注する。建築本体工事は議会承認案件になる見通しで、16年2月議会に契約議案を諮る考えだ。
 同住宅は、全117棟696戸からなる簡易耐火構造による府営住宅。耐震性も低いため4期に分けて建て替える。第1期は敷地南西側にある既存住棟24棟が対象で、新住棟3棟に高層集約化する。現在、高橋上田設計事務所(大阪市西区)で実施設計を作成中。納期は15年3月13日。
 新住棟の規模は各棟、鉄筋コンクリート造5階建て延べ約3000平方bを見込む。配置戸数は1DK〜4DKの全125戸を想定する。
 第1期の完成は17年春先を予定。以降、順次着手し、第2期に4棟、第3期に2棟、第4期に2棟の新住棟を建設する。全体の完成は26年度になるもよう。
 また、建て替えに伴い発生する余剰地5カ所(約2・21f)については、活用用地としての処分を検討。他に道路用地約1・47fを創出する。
 全体事業費は73億2000万円を概算。内訳は調査設計費2億8000万円、補償費3億5000万円、工事費66億9000万円。このうち工事費は本体工事に61億8000万円、付帯施設整備に7000万円、撤去工事に4億4000万円を投入していく。
 第1期の建築本体工事について担当者は、「3棟一括にするかどうかは今後の検討」という。