日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/12
【群馬】東毛広域幹線道路は年度内に4車工事が集中発注
県伊勢崎土木事務所は、国道354号バイパス東毛広域幹線道路の4車線化で、境工区にある剛志大橋の付帯工と前後の取り付け道の表層工を促進する。今月から年度末にかけて防護柵の設置、橋梁照明設置、防風板設置、橋面工、取り付け部の表層工などを発注していく。現在は残る2車線分の橋桁の製作中で、これから架設に入っていく。このため、橋梁関連の工事は桁の架設が完了する年度末ころに順次発注となる見通し。また、玉村伊勢崎バイパス区間では、伊勢玉大橋の床版工事が近く2分割で公告される。このほか、高崎玉村バイパスでは、舗装工や交通安全施設工など4工事を今月から年明けにかけて発注する。
高崎市から板倉町までの8市町村をつなぐ東毛広域幹線道路は、ことし8月31日に全線が暫定2車線で開通し、現在は早期の4車線開通に向け、各工区で工事が進められている。県伊勢崎土木事務所では、境工区、高崎玉村バイパス、玉村伊勢崎バイパスで4車線化に鋭意施工を促進中だ。
境工区で今後発注を計画しているのは、粕川に架設されている剛志大橋の付帯工事がメーンとなる。来年度中には4車線で橋が開通できるよう、本年度中に関連工事をすべて発注する考え。そのため、防護柵L134mの設置工、橋梁照明工、防風板の設置を年内に指名競争入札で発注する。このほか、桁の架設が完了する年度末ころに橋面工L134mを指名競争入札で発注する。また、橋梁前後の道路L1000mの表層工7400u、区画線工L1400m、転落防止柵L665m、植栽工L1400mを来年3月に指名競争入札で発注する。現在は、4車線化に向けて残る2車線分の桁製作が進行中で、年内中に架設を開始する。
高崎玉村バイパスでは、今月から来年1月までに残る舗装工事などを順次指名競争入札で発注していく。今月中に舗装工6000u、12月に上層路盤工7000u、1月に舗装工6000uと交通安全施設L200m区間がそれぞれ発注される予定。
また、玉村伊勢崎バイパスでは、近日中に伊勢玉大橋上流側の床版工L286mの条件付き一般競争入札を公告する。過日、資格審査委員会が開かれているため、そう遠くないうちにL129mとL157mの2分割で公告される見通し。これらは大型案件のため、道路整備課からの公告となる。