日本工業経済新聞社(山梨)
2014/11/11
【山梨】甲府市地方卸売市場で集客施設建設 1月にも事業者募集
甲府市地方卸売市場の活性化を図るため、甲府市地方卸売市場市場経営室計画課は「賑わいのある市場づくり施設事業基本方針」をまとめた。現在の市場用地を有効活用し、市場流通商品の販売を行う集客施設「賑わいのある市場づくり」を計画するもの。民間業者が施設を建設し、運営も行う予定(事業期間30年間を基本)。来年度内の竣工を目指す。
今後の事業の進め方については、施設建設予定地にある建物(敷地面積約8000u)を市で解体し更地に戻してから、民間業者が施設を建設することになりそう。
来年早々「公募型プロポーザル方式」あるいは「企画コンペ方式」により事業者を募集し、選定した事業者と具体的な内容を協議。その結果に基づき基本協定を締結する。
その後、市および市場関係者と協議の上で、実施計画を策定。事業用定期借地権設定契約を締結していく。
市場づくり施設は、一般消費者や観光客にも親しめる「いちば」としての機能を併せた集客施設を想定。惣菜や加工品の販売機能、食堂機能、情報発信機能を持たせる考え。
整備に関する条件は、@建設予定地である国道20号沿いの市防災倉庫を除く旧テニスコートから市場管理事務所手前までの市有地(市場用地)に店舗を設けるA市場本体双方との賑わいを創出するよう努めるB施設整備にあたっては市場本体施設との一体感や来場者の利便性や回遊性に配慮するなどの整備−としている。