建通新聞社
2014/11/11
【大阪】豊中新千里東住宅2期 来年度下半期発注へ
大阪府住宅まちづくり部は、豊中新千里東住宅(豊中市新千里東町3丁目)建て替え2期事業に伴う建築本体工事について、2015年度下半期に発注し、同年度の12月議会か2月議会に契約議案を諮る考えだ。
同住宅は、1965年に完成した全21棟からなる中層耐火の府営住宅。民活プロジェクト(PFI)による1期事業で既存の8棟を3棟に集約し、引き続き、2〜3期事業で残る13棟を5棟に建て替える。2期事業では5棟中3棟146戸分を建設する計画で、現在、ジャス(吹田市)で実施設計を作成している。
3棟の内訳は、鉄筋コンクリート造7階建ての2棟と同造13階建ての1棟で、別に自走式の立体駐車場を整備する。
現地では、民活による1期事業がことし6月に完了。引き続き、1期事業分の既存住棟の解体に着手し、年内に撤去を終える予定だ。
2〜3期事業の全体事業費は43億6000万円を概算。工事費41億5000万円、調査設計費1億6000万円、補償費5000万円の内訳。
また、住宅の建て替えと併せて、活用用地約2fの創出を見込む。活用用地のうち0・83fを近隣センターの整備に充て、残る1・08fは売却する方向。売却時期は3期事業完了後になる。
今後は、2期事業の実施設計を2015年度上半期中に終え、下半期に工事を発注。17年度の完成を目指す。新住棟の建築本体工事に自走式立体駐車場の整備を含めるかどうかは今後の検討としている。3期事業は16〜17年度に実施設計、18〜19年度に工事のスケジュールを組む。豊中新千里東住宅の建て替えは3期事業で収束する。