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建通新聞社(神奈川)
2014/11/10

【神奈川】神奈川県総務局 新庁舎改修・増築の建築 大成・京急・大洋特定JVと随意契約 77・7億円で

 神奈川県総務局はWTO対象で「新庁舎改修及び増築工事(建築)」を入札した結果、大成・京急・大洋特定JVと随意契約することを決定した。仮契約の価格は77億7000万円。
 同工事は10月8日に一般競争(総合評価方式)の開札を行ったが、札入れのいずれもが予定価格を超過したため、「不調」となった。その後、入札参加者により見積もり合わせ(総合評価方式)を行い、評価値の最も高い大成JVを仮契約先とした。
 一般競争入札への参加は、大成JVの他、大林・東鉄・奈良特定JV。鹿島・松尾・小俣特定JV。見積もり合わせには3JVが参加したが、鹿島JVはその場で辞退を表明。2JVによる競争となり、技術提案などを含めた総合評価値で最も高い大成JVが仮契約先となった。12月議会での承認を経て本契約する。工期は2017年3月15日。
 工事場所は横浜市中区元浜町1ノ3。工事内容は神奈川県庁新庁舎の免震改修、老朽化対策、エネルギーセンター棟建設に関する建築工事と昇降機設備工事。
 新庁舎改修の工事内容は、▽免震装置設置▽駐車場整備▽バリアフリー関連工事▽既存不適格解消工事−ほか。増築工事は、エネルギーセンター棟を新築するもので建設位置は新庁舎南側敷地内。免震構造で鉄骨造地下1階地上4階建て延べ2651平方b。ここに100`hの燃料電池を導入し、災害時などの電源対策とする。
 基本・実施設計は、坂倉建築研究所(東京都港区)・構造計画研究所設計(東京都中野区)共同体が担当。