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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/07

【群馬】前橋市来年度9割点検 群馬県メンテナンス協議会

道路・橋梁の維持管理について話し合う、群馬県メンテナンス協議会(会長・信太啓貴国土交通省高崎河川国道事務所長)は6日、3回目の協議会を前橋市内の群馬建設会館で開いた。市町村における道路橋の点検計画や実施状況、鉄道事業者との協議の進捗について審議。本年度を含め今後5年間の道路橋の点検計画については、市町村により各年度の点検数の配分に違いがみられた。県内で最も管理橋が多い高崎市では、全1511橋を年300橋前後ずつ点検。市担当者は「予算や職員数を考えた」と平準化した理由を述べた。一方、前橋市は来年度に、全1290橋中9割にあたる1155橋を点検。理由を「5分割にすると、点検、設計、工事のサイクルが複雑化する」とした。吉岡、大泉両町も同じ理由で、2018年度に全橋梁をまとめて点検する。みなかみ町は、優先度の高い橋梁から点検を始めるが「国の制度の変化を見ながら進める」ため、計画後半に点検数を多く配分した。
点検業務を群馬県建設技術センターを通して一括発注する「地域一括発注」については本年度、太田市を始め5市町で活用。同センターは「今のところ受け入れは十分できる」と、余力があることを強調。「ただ、6月には委託発注するので、依頼するのであれば4月までに話をいただきたい」と、早めの依頼を求めた。
鉄道を跨ぐ橋梁については、各市町村とも鉄道事業者との協議を終え、優先的に点検していく方針を確認した。