日本工業経済新聞社(群馬)
2014/11/07
【群馬】国道462号柏木工区着工へ 近く入札公告
国道462号の整備で、県藤岡土木事務所は新たに柏木工区に着工する。L1・3q区間を拡幅する工事で、まずは、L400mを先行整備する。施工者選定は、条件付き一般競争入札で予定しており、早ければ今月中の公告、来月の入札を目指す。地元にとっては『命の道』とも言える重要路線。安全性と利便性の向上に向け、整備は続く。
藤岡市や神流町、上野村などを東西に抜ける国道462号で、新たな道路整備が始まる。現在整備が進む坂原工区も終盤に差しかかり、同線整備の軸は柏木工区へと移る。同工区は藤岡市から神流町に入り最初の集落が現場。線形はさほど悪くないが、道幅が狭く、場所によっては大型車のすれ違いが困難な地域だという。現在はセンターラインが引かれていないため、拡幅して2車線道路にする。
同工区は延長1・3q。西から3工区に分けて整備する計画で、第1工区はL400mを見込む。現在の道幅は狭いところで5・8m程度。これを一律に7mへと広げる。構造物は擁壁を設ける程度だ。
第1工区が事業化されたのは昨年度。冨永調査事務所(高崎市)に業務委託し、測量・設計を作成した。本年度は用地調査に着手。1工区には補償物件が少ないため、早期の着工が期待されており、このほど用地交渉がまとまり、着工が決まった。
現在は工事発注に向け、工事費の積算中。その金額を基に発注ロットを決めていくが、まだ今回の整備延長は確定していないという。入札は条件付き一般競争入札で、参加業者の所在地を限定し、総合評価落札方式で行う予定だ。第1工区は来年度の完成を予定している。今後も工事発注が続く見通しで、早期完成を目指す。
同事務所の担当者は、国道462号について、「まだまだ改良が必要な箇所は多い。この工区完了後も優先順位を付けて整備を続けていきたい」と話している。