トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2014/11/05

【大阪】天王寺公園にぎわい施設 近鉄が事業予定者

大阪市は、天王寺公園エントランスエリアににぎわい施設を導入する計画で、施設整備から運営、維持管理までを行う事業予定者として、近畿日本鉄道(大阪市天王寺区)を選定した。今後、協定書を締結し、2015年4月から事業者が整備工事を実施。天王寺動物園100周年記念コアイベントの開催と併せ、15年10月1日からの運用開始を目指す。
 事業対象区域は、エントランスエリア・バス駐車場約2万6000平方bと茶臼山北東部エリア約5400平方bの2カ所。事業予定者の提案によると、エントランスエリアの中心に大規模な芝生広場約7000平方bを整備するなどシンボル性の高い景観を形成し、併せて、飲食、物販、サービス施設を導入し新たなにぎわいを創出する。
 導入施設については、エントランスエリアに芝生広場、カフェ・レストラン、ランニングステーション、子どもの遊び場(屋内外)、フットサルコート、ドッグラン、コンビニエンスストアを配置。茶臼山北東部エリアにカフェ、コンビニエンスストア、駐車場の整備を見込む。
 同事業では税金を一切投入せず、民間事業者が公園の再整備から管理運営までを行う。事業予定者の選定に当たっては、ソフト事業の充実や、動物園、美術館を有する同公園の特性を生かした施設の配置計画の検討を付帯条件とした。
 提案は3者から受け付け、3段階で審査。事業コンセプト、天王寺公園・周辺地域活性化への貢献、にぎわい創出事業計画、ランドスケープデザイン、ソフト事業、維持管理事業、事業の実現性・事業効果−の各項目に対する提案を求めた。