日本工業経済新聞社(山梨)
2014/11/01
【山梨】甲府市建築審査会 甲府駅南口歩廊新築を許可承認
甲府市建築審査会は、甲府駅南口駅前広場の都市計画道路内(申請者・横内正明山梨県知事)において公共用歩廊新築の建築許可案件(建築基準法第44条第1項第4号)を審議。協議した結果、特に反対する意見もなく承認された。
今後、同市の建築確認を行い許可されれば、県では11月ごろにも歩廊整備を含む工事公告を行う。
県で整備する公共用歩廊(甲府市丸の内1−30−5ほか)は、駅利用者が傘を差さず、バスやタクシー、自家用車乗降のために計画されるもの。西側・中央・東側の3工区で整備する。ぞれぞれの全長は、西側工区52・02m、中央工区79・61m、東側工区81・87mで、すべての屋根は、アルミパネルで一部に強化ガラスを使用。
出席した委員からは「甲府市内に類似(アルミパネル)したものはあるのか」と言った質問があり、事務局は「平成22年5月22日に建築許可をされた甲府駅北口と県立図書館をつなぐ屋根がある。アルミ製ではないが、強化ガラスを使用している」と答えた。
一方、歩廊整備については7月に開かれた、甲府駅南口周辺地域再整備事業デザイン審査会でも協議している。
デザインについて委員からは「2月の大雪の時程度の積雪荷重は考慮すべき」「H形鋼は表情が強いため、もう少しソフトな感じになるようにしたり、埃だまりを極力作らない構造を検討したり照明と合わせて検討した方がよい」「交番周辺はデザイン的な交番や信玄公像など様々なものがあるため、迷ったときは雑多にならないように要素は出来るだけ少なくした方がよい」などの意見が出ていた。