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建通新聞社
2014/10/29

【大阪】大阪住道線拡幅 15年度中ごろに1期着手

大阪府都市整備部は、都市計画道路大阪住道線を拡幅する計画で、2015年度中ごろに1期工事に着手する考えだ。工事費は来年度当初予算に盛り込む方向。全体事業費は用地費を含め約46億円を概算する。
 同計画は、大阪住道線が大阪中央環状線と交わる諸福西交差点(大東市諸福8丁目)〜諸福郵便局前西交差点(諸福1丁目)までの延長900b区間が対象。このうち諸福西交差点〜諸福交差点までの延長500bが1期区間となる。
 道路の詳細設計はエステックコンサルタンツ(大阪市北区)で作成済み。電線共同溝の詳細設計は大建技術コンサルタンツ(大阪市中央区)が担当し、15年2月27日の納期で進めている。
 計画では、既存の幅員18b(車道2車線、両側歩道)を25bに拡幅し、車道を4車線化。併せて、両側歩道部に電線共同溝を築造する。
 全体事業費は46億1000万円。内訳は、用地費・地上物件補償費が22億1000万円、工事費が12億8000万円(道路築造3億8000万円、電線共同溝築造9億円)、調査・設計費が1億9000万円など。
 1期区間の用地取得率は約50%。用地のまとまった部分から順次工事を発注していく。
 計画区間は、東端で諸福中垣内線が合流する一方、大阪中央環状線を挟んで西側が4車線の東野田茨田線と接続していることから、交通渋滞が慢性化。このため車線を拡幅し渋滞緩和を図る。
 1期区間については18年度末までの完成を目指す。引き続き、2期区間の整備が見込まれるが、2期の用地買収は未着手の状態となっている。全体完成は26年度の予定。