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太田市は、２０１５・16年度の事業費配分の目安となる第９次実施計画を公表した。道路や橋梁、学校、公営住宅など社会資本の整備に充てる普通建設事業費は、来年度一般会計分を１４８億６２１９万円とした。本年度の当初予算と比較し、約54億円の伸びとなっている。16年度分は80億３９３９万９０００円とし、13年度とほぼ同水準の金額となっている。
第９次実施計画は、これから編成作業が本格化する来年度当初予算において、事業費の上限金額ラインとなる。行財政運営の最上位計画である新生太田総合計画の対象年度が16年度までであるため、総合計画に基づく実施計画も２カ年のみとなっている。
15年度には、現在着工が遅れている新市民会館建設事業費に59億７５１０万円、着工を予定する（仮称）太田駅北口駅前文化交流施設整備事業費に17億９０００万円がそれぞれ盛り込まれ、普通建設事業費の伸びの要因となっている。
新市民会館建設事業では、外構工事や備品購入などのため16年度に３億３７３５万５０００円を見込む。また、市営プール跡地へ駐車場を整備するため、新市民会館周辺整備事業として16年度に２億円を予定する。
（仮称）太田市公認プール建設事業は15年度に５億円、16年度に３億円をそれぞれ見込む。この事業では新田プール場を改修し、日本水泳連盟公認プールを整備するため、本年度に設計を作成する。
小中学校給食施設改築事業には、15年度に３億３０００万円、16年度に３億２９００万円をそれぞれ計画。来年度は、韮川西小学校と宝泉小学校の２校が対象。（仮称）薮塚本町認定こども園建設事業費は15年度に３億４８００万円を予定。認定こども園設置に向け薮塚本町幼稚園園舎の建て替えるため、本年度に設計を委託する。また、保育園施設整備事業では、民間法人による施設の増改築費用補助のため、15年度は２億３１８４万６０００円（生品保育園）、16年度は４億９１３０万４０００円（韮川保育園、世良田保育園）を交付する予定だ。
市営住宅整備事業では、15年度に３億７０００万円（鳥之郷団地１期建て替え工事、同２期設計）、16年度に３億３０００万円（同２期建て替え工事、三島団地設計）をそれぞれ見通す。
市道１級20号線での無電柱化推進事業は15年度に２４００万円、16年度２億５０００万円。16年度から19年度にかけて工事を推進する。
継続的な土木事業では、一般市道新設改良事業へ15年度と16年度にそれぞれ１億７０００万円を見込み、道路維持整備事業については15年度、16年度に１億２０００万円ずつ、排水対策事業へは15年度、16年度に１億円ずつ（排水路を年Ｌ１５００ｍずつ）、北関東自動車道側道建設事業へは15年度、16年度に８０００万円ずつ（側道改良工事を年Ｌ５００ｍずつ）を見込む。