日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/22
【群馬】県伊勢崎土木管内の交差点改良が一部着工
県伊勢崎土木事務所は、管内で進めている3カ所の交差点改良事業について、用地買収の進捗状況により「赤堀今井町交差点」「境上渕名交差点」の2カ所で来年度から一部着工したい考えだ。残る「大国神社東交差点」では、交差点の東側区間で引き続き用地交渉を促進する。各交差点では本年度も用地買収に取り組んでおり、早期着工を目指し、来年度もより一層の事業進捗を図る考え。
県伊勢崎土木事務所が取り組んでいる交差点改良事業は◇伊勢崎市赤堀今井町にある赤堀今井町交差点◇伊勢崎市上渕名にある境上渕名交差点◇伊勢崎市境下渕名にある大国神社東交差点−の3カ所。
「赤堀今井町交差点」は、国道50号と一般県道笠懸赤堀今井線、市道(赤)106号線の3路線が交差する十字路。国道50号が東西方向へ延び、交差点の以北が一般県道笠懸赤堀今井線、交差点の以南が市道(赤)106号線となる。工事は県道と市道の改良で、同事務所は県道のみを担当する。
具体的には、交差点から以北L50mへ右折レーンW3mを新設する。県道の西側に伊勢崎市指定の天然記念物「赤堀今井の信濃柿(マメガキ)」があるため、基本的に路線東側へ拡幅する。右折レーンは実際L20m程度だが、すり付け部も含めるとL50m程度となる見込み。今月中旬に地元説明会を実施済みで、これから用地買収に入る。来年度も用地買収を促進し、まとまった部分から一部着工する考え。なお、市道区間は伊勢崎市が実施する。
「上渕名交差点」は、主要地方道前橋館林線と一般県道境木島大間々線との十字路。
交差点から東西に延びる主要地方道前橋館林線のL300m区間と、交差点から南北へ延びるL240m区間を対象に7・75mからW15・5mへと拡幅する。幅員構成は車道がW3・25m、右折レーンがW3m、歩道がW2・5m×2となる。
現道は幅員に余裕がなく、通勤時間帯の渋滞も著しいため、円滑な交通環境整備を目指して交差点部の改良が計画された。来年度も用地買収を継続して進め、まとまった部分から一部着工する。
「大国神社東交差点」は、国道50号と一般県道伊勢崎新田上江田線とが交わっている。交差点から東西に延びる県道L300mが改良部分となる。
すでに交差点から西側L約150mで改良工事が進んでおり、今後は交差点の東側L約150m区間に着手する。来年度も引き続き用地交渉に取り組み、早期完了を目指す。