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北海道建設新聞社
2014/10/22

【北海道】北ガスが電力小売り参入へ苫小牧バイオマス発電所建設に共同出資

 北海道ガスが、2016年度からの電力小売事業参入に向け、三井物産や住友林業と共同で苫小牧市に木質バイオマス発電所を建設する方針であることが分かった。5000`h級の大規模な発電所で、約40億円を投じる見通しだ。
 北ガスと三井物産、住友林業、木材業のイワクラ(本社・苫小牧)が、発電所の建設・運営を行う共同出資の新会社を設立する。イワクラの本社隣接地での建設を計画。16年12月の稼働を予定している。
 発電した電気は全て北ガスが買い取って販売する。北ガスは4月に、電力小売事業参入に向けた専門の部署(エネルギービジョンプロジェクト部)を新設。自前の火力発電所建設を視野に検討を進めている。北ガスでは今回のバイオマス発電所について「火発とは別に検討していたもの」と説明する。
 ガス会社の電力小売参入表明は全国的にも相次いでおり、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスといった大手も同様の検討を進めている。