建通新聞社四国
2014/10/21
【高知】高知市が15年度から電子入札導入
高知市は、2015年度から電子入札を開始する。15年度は一定価格以上の工事からスタートする見込みで、具体的なスケジュールなどは今後調整するが、順次拡大する意向。高知県内の市町村で電子入札を導入するのは高知市が初めてとなる。
市では、システムの構築を15年3月までに完了させ、4月から試験運用と周知徹底を図っていく。本格的な導入は6〜7月となる見込み。
導入初年度となる15年度は、一定価格以上の工事からスタートする。基準は現段階で未定だが、最低でも予定価格が5000万〜8000万円程度の工事から始めるとみられる。その後は、対象を順次拡大する方針だが、すべての工事を電子入札対象とするかは未定。将来的には委託業務も電子入札対象とする方針。電子入札システムは県との共同ではなく、市独自のものとなる。
市では、システム導入を入札事務の効率化につなげる。入札結果についても、現状は市のホームページで落札者と落札金額をエクセルに入力したものを公表しているが、今後は入札調書を閲覧できるようにする方針。