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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/15

【群馬】金古町付近4車化に着手 高渋バイパス整備

主要地方道高崎渋川線バイパス整備で県高崎土木事務所は、高崎市金古町付近の4車線化に着工する。バイパスから現道に至るまでの区間で、近く入札を行い施工者を選定。完成は年度末を予定する。工事は舗装がメーン。併せて中央分離帯や側溝の整備も行う。暫定2車線の開通から10数年。地元念願の4車線化に着工だ。
高崎市金古町付近に暫定2車線のバイパスが整備されたのは2001年ごろ。それから10数年を経て、ようやく着工が決まった。現場はバイパスと現道が交わる上宿交差点の南。高崎へ向かい約470m区間を4車化する。
県は、あす17日に業者に指名通知を行う予定。今月下旬には入札を行い着工する。工期は来年3月20日まで。現場には両側に歩道が整備済み。道路脇には4車線化に使われる用地も見える。県担当者は工事内容について「舗装がメーンとなる」と説明。
具体的には、◇中央分離帯L約470m◇車道舗装A約2372u◇排水工(L型側溝)L77・7mを計画する。
舗装内容は◇表層・密粒度アスコン(20)改質U型t5p◇中間層・密粒度アスコン(20)改質U型t5p◇基層・再生粗度アスコン(20)t5p◇上層路盤・再生ストアス安定処理(30)t8p◇上層路盤・粒度調整砕石M30、t11p−。ことし2月、国の補助金の交付が決まり、工事費を確保。それを受け県は地元に工事内容を説明するなど準備を進めてきた。
バイパスは高崎市浜尻町〜渋川市石原までを結ぶ15・1q。1985年の事業化後、2012年度までに2期工区(渋川工区)まで開通。現在、県渋川土木事務所所管で3期工区などの整備が進む。並行して高崎側から4車線化を進めており、今回の整備で現道までの間が、ほぼ4車線化されることになる。
現在は途中までしかバイパスが整備されていないため、上宿交差点を境に現道を利用する車が多い。バイパスが全線開通すれば高崎、渋川間のアクセス性が大幅に向上。さらに通過交通がバイパスに流れることで、吉岡町周辺の混雑緩和が期待される。