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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/10

【群馬】群建協館林支部が施工事例発表会

群馬県建設業協会館林支部(原初次支部長)は9日、館林芸術ホールで施工管理事例発表会を開催した。受発注者約200人が集まり、9工事における施工上の工夫などが発表され、最優秀賞には河本工業の田村信吾氏、優秀賞には徳川組の原康夫氏と原工業の原克則氏が選ばれた。
開会後、原支部長は「協会本部主催の発表会の選考であるため、そういうことを踏まえた発表をお願いしたい」と呼びかけた。来賓の県館林土木事務所の森永環次長は「6月の安全衛生に引き続き、今回の施工管理も建設業にとって大きなテーマ。こうした発表を自主的に開催することは、非常に素晴らしいことであり、われわれも勉強させていただきたい」と述べた。県館林農村整備センターの中村均センター長は「地域全体の施工技術向上に向けた積極的な取り組みに敬意を表したい」と祝意を寄せた。
今回は『わが社の品質向上のためのポイント』をテーマに、8社が県と市町から発注された工事に関する発表を行ったほか、県館林土木事務所からも多々良沼・城沼での自然再生に関する取り組みを担当者が紹介した。最優秀賞を獲得した河本工業の田村信吾氏は、近藤川橋橋台躯体工事を取り上げ、コンクリート構造物の品質確保に向けた取り組みを説明した。
その後、県契約検査課の久保健一主任工事専門検査員が講義を行い、工事成績評定の仕組みや施工における不具合の事例を解説。参加者にとって、技術力向上を考える有意義な1日となった。