建通新聞社四国
2014/10/10
【徳島】藍住町文化ホール等の設計プロポ開始
藍住町は、(仮称)藍住町文化ホール・公共施設複合化事業について、設計者選定のプロポーザル競技を開始した。詳細は明らかにされていないが、指名5者(いずれも県外企業)に対して期日の3日までに2者が参加表明書を提出したもよう。今後は24日まで技術提案書を受け付け、採用する設計事務所について、早ければ月末、遅くても11月早々にヒアリングなどを行い、早期の特定を目指す考え。
役場庁舎東側に位置する奥野字矢上前の町福祉センターなどの町有施設を解体し、跡地に650席のホールを含む複合施設を建設するもの。14年度から15年度にかけて設計を行い、15年度中の着工、16年度末の建物の完成を目指している。
町がまとめ、現在町民から意見を求めている基本構想案によると、奥野字矢上前32ノ1周辺にある町福祉センターや町民会館、勤労青少年ホーム、緑の広場管理棟、町保健センターの5施設を解体撤去し、延べ6500平方bの複合施設を建設する。解体する既存施設の機能を集約し、「文化の薫る」(コミュニティ活性化など)、「いきいきと暮らすことができる」(高齢者のいきがいなど)「防災対策が充実した」(一避難施設)「行政効果を高める」(業務、施設管理一元化)−を基本コンセプトに施設を整備し、文化、芸術、防災、合理化が調和した新たな町づくりを目指す。総事業費は既設解体費を除き約34億円。
設計者と契約後は、パブリックコメントでの町民意見も踏まえながら設計に着手し、15年度の設計完了と工事発注、そして着工、16年度末の建物完成を目指していく。外構を含めて18年度内の完成を見込んでいる。
9月補正予算には15年度債務負担行為(限度額4000万円)を設定した上で、地質調査費も含め委託料8400万円を計上している。