建通新聞社(神奈川)
2014/10/07
【神奈川】神奈川県内広域水道企業団 日本上下水道に委託 西長沢浄水場浄水池の耐震補強設計
神奈川県内広域水道企業団は、西長沢浄水場浄水池耐震補強設計を日本上下水道設計(東京都新宿区)に委託した。落札金額は3500万円。2014年度末までに設計を作成。15年度以降の工事発注に備える。
浄水池の規模は鉄筋コンクリート造フラットスラブ構造の地下式。基礎は直接基礎、一部杭基礎。規模は107・2×95・4×5・8b。有効水深は5b。有効容量5万立方b。1971年12月の竣工。
今回の設計内容は、耐震補強に関する仮設計画、施工手順、工程、埋設管・隣接構造物の検討、施工に伴い支障となる設備などの移設・改修の検討、施設周辺の撤去・復旧−など。地質調査を含む。現状の浄水池の施設及び設備に生じる懸案事項を整理し、複数の技術提案を行い比較検討する。
西長沢浄水場の場所は川崎市宮前区潮見台4ノ1。敷地面積は12万5906平方b。施設能力は日量93万7700立方b。酒匂川から取水された原水を、延長約55`に及ぶ導水管・トンネルを経て同浄水場で処理する。ここで浄水となった水道用水は、横浜市営水道と川崎市営水道にそれぞれ送水される。給水開始は74年4月。