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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/10/06

【山梨】最終処分場、大林JVが落札

 県環境整備事業団は、笛吹市境川町に整備する一般廃棄物最終処分場の本体建設工事の一般競争入札(総合評価方式)で、落札者を大林・クボタ環境・湯澤・内藤JVに決定した。落札額は39億円で、契約額(消費税込み)は42億1200万円。近く契約を締結して、着工となる。
 落札者の内訳は、代表企業が椛蝸ム組東京本店(東京都)、構成員がクボタ環境サービス梶i東京都)、湯澤工業梶i南アルプス市)、鞄燗。ハウス(韮崎市)。
 本体工事の一般競争は本年5月に公告。参加形態は4者JV(土木建築3者、水処理施設1者)で、施設の設計施工、運営維持管理を行う事業者を募った。
 3JVが参加申請書を提出し、そのうち1者が辞退し、2者が技術提案書および入札書を提出。その後、総合評価技術委員会で技術提案と入札価格を審査し、大林・クボタ環境・湯澤・内藤JVを落札候補者に選定し、同事業団の理事長が落札者として決定した。
 一般廃棄物最終処分場は、県内の市町村で構成する県市町村総合事務組合が整備を計画し、県環境整備事業団が業務を受託して笛吹市境川町上寺尾区の12万5115uに建設する。
 計画概要は、埋立面積約2万9000u、埋立容量約30万立方m。埋立地のほか、浸出水処理施設(処理能力120立方m/日。アルカリ凝集沈殿法)、管理棟(基準面積約500u)、洗車設備、受水槽・防火水槽、門扉・フェンス、周回道路・駐車場、覆土材仮置場、防災調整池(約9000立方m)などを整備する。
 工期は2017年11月末まで。埋立期間は20年間。
 本体工事の概要は、土地造成(掘削。31万5000立方m)、防災調整池(1カ所)、浸出水調整池(1カ所)、遮水シート工(6万3800u)、地下水集排水施設(L5345m)、浸出水集排水施設(L2120m)、雨水集排水施設(L4430m)、搬入・管理設備工事一式、搬入・管理・進入道路工一式、橋梁工一式。
 予定価格は、税抜き40億7645万円、税込みでは44億256万6000円。処分場の実施設計は八千代エンジニヤリング鰍ェ担当した。