日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/06
【群馬】官民一体で道路整備促進 県道路協会が総会
群馬県道路協会高崎支部(富岡賢治支部長)は3日、ホワイトイン高崎で通常総会を開いた。道路行政を担う県や市、建設業者らが集まり、本年度の事業計画や役員の改選などについて審議。いずれの案件も全会一致で承認された。来賓には関根圀男県議会議員らが駆けつけた。
公務で総会を欠席した富岡賢治高崎市長に代わり、あいさつに立った関口功副支部長は「道路は最も重要な社会資本の一つ。官民一体となって地域の発展に寄与するため、皆さま方の一層の支援をお願いする」と呼びかけた。来賓祝辞で、関根県議は「まだまだ群馬は、茨城・栃木に比べ道路網の整備が遅れている」と指摘し、今後も道路予算の獲得に力を入れていく考えを示した。
総会後は、意見交換会も開催された。駆けつけた富岡支部長は「産業団地は企業の要望を受け、オーダーメードで造成工事を行う。その際は皆さんに、またご協力をお願いしたい」とあいさつした。続いて登壇した福重隆浩県議は、首都圏からの距離が群馬と同じくらいの栃木へ進出した企業に、進出理由を聞いた際「高速道路に接続するアクセス路が栃木の方が良かった」との話を披露し、さらなる整備の必要性を強く訴えた。桂川孝子県議は「群馬県は、高校生の巻き込まれる交通事故が全国ワーストだ」と懸念し、安全な道路整備を求めた。清水真人県議も「道路の除草が行われていない所を見かける。補正などで対応を考えてもらえるようにしたい」と改善を求める考えを示した。