日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/01
【群馬県】伊勢崎地区の合同安全大会が開催
伊勢崎地区公共工事安全対策推進協議会、建設業労働災害防止協会群馬県支部伊勢崎分会、伊勢崎建設会館の3者は9月29日、伊勢崎市文化会館で、24回目となる本年度の建設業労働災害防止伊勢崎地区安全大会を盛大に挙行した。大会では、会員ら400人が一丸となって無災害を達成できるよう気持ちを新たにするとともに、本年度の安全スローガン『一人ひとりが自覚して、築こう職場の危険ゼロ』の実行を誓った。
開会ののち、主催者を代表して、建設業労働災害防止協会群馬県支部伊勢崎分会の萩原健次分会長が「この大会を契機に、改めて人命尊重の理念のもと、労働災害を無くし、誰もが安心して働くことのできる建設業を目指していく。皆さまも一層の安全対策の推進を図るため、さらなる努力を重ねてほしい」と呼びかけた。
その後、優良事業所と優良従業員表彰式へと移行。工事の安全管理が他の模範と評価された栗原工務店、三光開発工業、中西工業が優良事業所表彰に輝いた。また、誠実な施工と安全管理に努めた優良従業員表彰は島久建設の田邊友幸氏、束田建設の橋正広氏、トーモーの木暮和亮氏が受賞した。
来賓には伊勢崎市の五十嵐清隆市長、玉村町の貫井孝道町長、厚生労働省前橋労働基準監督署の小宅雄二署長、県伊勢崎土木事務所の金田一広所長、伊勢崎警察署の須藤優署長が受賞者らに祝意を寄せるとともに、施工上の安全維持に引き続き取り組むよう求めた。
大会を締めくくる安全の誓いでは、建設業労働災害防止協会群馬県支部伊勢崎分会の岩瀬正範理事が『無事故無災害を達成しよう、労働者の健康対策を進めよう、労働条件の改善を図ろう、交通災害を防止しよう』と重点目標を力強く読み上げ、より安全で明るい職場づくりの形成を誓った。
休憩を挟み、行われた講演会では、厚生労働省前橋労働基準監督署安全衛生課の瀬下満課長が『建設業における労働災害防止について』をテーマに講演を行ったほか、落語家の林家鉄平さんが笑いを交えながら『笑いが招く安全職場と健康』を演題に安全の大切さを呼びかけた。