北海道建設新聞社
2014/10/01
【北海道】利尻町が統合中学校の新設を計画ー17年開校へ15年8月にも着工
利尻町は、沓形中と仙法志中を統合した新設校の建設を計画している。沓形神居に校舎と屋体を新築する考えで、実施設計を中山設計に依頼して進めている。2017年4月の開校を目指し、早ければ15年8月に着工する見込みだ。
沓形日出町にある沓形中は1971年完成の校舎(S造、2階、延べ2274m²)と78年完成の屋体(S造、平屋、延べ735m²)、仙法志本町の仙法志中は77年完成の校舎(RC造、2階、延べ1532m²)と78年完成の屋体(S造、平屋、延べ653m²)で構成。いずれも老朽化が進んでいる。
また、少子化などの進行により生徒数は沓形中34人、仙法志中13人に減少していることから、良好な教育環境整備と教育力向上を図るため、統合による新設中の設置を決めた。
新施設の規模は、校舎がRC造、2階、延べ2400m²、屋体がS造、平屋、延べ1100m²を予定している。工事を同時に発注するかどうかは未定だ。
建設地は沓形神居の運動公園に隣接する町有地2万4000m²で、敷地西側に校舎、東側に屋体とグラウンドを設ける。
15年3月中旬までの実施設計で施設の概要や総事業費などを固める。用地測量は北辰建設コンサルタント、地質調査はエーティックにそれぞれ依頼した。