建通新聞社(神奈川)
2014/09/30
【神奈川】植物防疫所大和圃場跡地、大和市に売却
財務省関東財務局は、神奈川県大和市南林間6丁目にある農林水産省横浜植物防疫所大和圃場跡地(約1・2f)を、都市公園用地などとして大和市に時価売却する。29日の国有財産関東地方審議会で処理方針に関する答申を得た。大和市は2014〜16年度で用地取得などを進め、17〜18年度の2カ年をかけて公園を整備。19年度に供用させる考え。
同跡地は南林間6ノ16ノ34の面積1万2824平方b。12年に茨城県つくば市の「つくば圃場」へ機能移転した。
住宅密集地に立地するため、市は防災機能を備えた近隣公園(近隣居住者が利用する公園)を整備する。
多目的グラウンドや芝生広場、延焼を防ぐ防火林、防災倉庫などを配置する計画。用地取得を進めつつ、16年度に実施設計を行って、17年度の工事着手に備える。公園の整備と調整しながら、芝生広場の地下空間(約0・5f)に雨水調整池も建設する。