日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/09/29
【埼玉】鶴ヶ島市が東部保育所を段階的縮小へ
鶴ヶ島市は、鶴ヶ島東部保育所を段階的に縮小させる方針を示した。2015年4月から0歳児から順次受け入れを行わず、20年3月をもって完全閉鎖させる計画。跡地利用については、未定となっている。
同保育所(鶴ケ丘306−2)は、2034・89uの敷地に軽量S造平屋、床面積714・76uで建設されている。ただし、1974年の建設から39年が経過し、老朽化が顕著。12年度に斉藤建築設計事務所が実施した耐震診断の結果、要補強と判定された。
市では、建て替えも想定したが。仮園舎用地確保。仮園舎建設。仮園舎への引っ越し。現園舎解体。新園舎建設新園舎への引っ越し−−など、相当の経費を要すると見込んだ。一方、民間保育所は定員により約1億〜1億5000万円の施設整備費と毎年約7000万円程度の運営費が国・県の補助金として交付され、財政的に有利なため短期間で施設整備が可能としている。最終的に、現時点では民間保育所による整備と保育定員確保が望ましいと判断した。
市内では15年4月開設予定で、定員80人の(仮称)鶴ケ島みどり保育園、定員33人の(仮称)認定つるがしま白百合幼稚園の整備が計画されている。すでに、保護者に対して保育園への転園希望などの意向調査を行っている。