建通新聞社四国
2014/09/30
【香川】小豆地域県立高校、12月造成着手
香川県は、小豆地域県立高校再編整備推進事業で、校地となる小豆島町蒲生地区の用地を取得し12月にも約5・4fの造成工事に着手する考えだ。併せて高校校舎棟、第1体育館などの建築実施設計も開始する。実施設計は25日の入札で中村建築設計事務所(高松市)に委託した。納期は2015年3月20日まで。
小豆地域県立高校は蒲生地区の建設用地5万4037・50平方b(田2万5382平方b、畑2万8240・04平方b、宅地332・46平方b、山林1043平方b他)を県が今後、財産取得。9月定例県議会に仮契約の財産の取得案(取得予定金額2億8716万8979円、地権者ら116人)を提案している。議決承認後に本契約を締結する。
併せて用地造成工事費等の所要額5億7048万9000円を補正予算案に計上した。県は、建設用地取得後の12月にも進入路や森林伐開を含む造成工事に着工し、校舎棟、第1体育館など建設を急ぐ箇所の造成を優先的に進めていく。このため数工期ごとの発注となる見込み。
14年度に校舎棟、第1体育館、設備棟の実施設計を進めつつ、15年度から着工する。
校舎棟は鉄筋コンクリート造4階建て延べ7330平方b(建築面積2521平方b)、第1体育館は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ2457平方b(建築1729平方b)。このほか設備棟(鉄筋コンクリート造平屋84平方b)も実施設計に含まれる。
小豆地域県立高校の再編整備ではこのほか第2体育館、プール棟、弓道場、生徒寮の建築や駐輪場、野球場、テニスコート、250bトラックの整備も実施する。建物関係の建築の実施設計は別途委託する。
15年度から校舎棟、第1体育館や他の建物に順次着工し16年度までの2カ年で整備。17年4月の開校を目指す。