トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/09/25

【埼玉】東秩父村が公共交通網の形成計画をプロポで

 東秩父村は、地域公共交通網形成計画の策定にあたり、プロポーザル方式で事業者を選定する。公共交通の現状や利用者・来訪者ニーズなど必要な調査を行い、生活交通に対する課題や利用に係る需要を分析・把握。既存生活交通の改善を図り、地域に必要な移動手段を見出し、住民・来訪者にとって利用しやすく効率的で持続可能な公共交通を明らかにするため調査・分析を行う。
 村営バスは1979年に運行を開始したが、現在は寄居町・和紙の里間の1路線のみ運行となっている。民間バス路線は07年に赤字額が膨らみ事業者が撤退した。その後、運行形態のスリム化を図り、現事業者により各所から補助を受けながら運行を続けている。
 そこで、村内の観光施設をハブバス停留所として整備し、交通路線の結束点とすることで交通利便性向上を図るとともに、施設機能を充実させ観光体験施設のほか、売店に生活関連品やおみやげ品の販売、食事、宿泊施設など住民と観光客のサービス拠点として整備することを決めた。
 業務の内容は。基礎調査。住民移動の実態およびニーズ把握。バス利用者移動実態およびニーズ把握。来訪者などの移動実態およびニーズ把握。地域公共交通の課題と対応策検討。地域公共交通事業の方針決定。協議会の運営支援−−など。
 選定スケジュールは、10月10日までに総務課交通政策担当企画提案書を提出し、10月17日のプレゼンテーションを経て決定する。主な入札参加資格は、村の入札参加資格者名簿に登載され、県内または埼玉県近隣に本支店、営業所があることなど。履行期限は2015年3月末。契約限度額は1480万円。