トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2014/09/24

【北海道】札幌・北1西1再開発の業務代行者決まる−10月中に協定

 札幌創世1・1・1区北1西1地区市街地再開発組合は22日、事業提案方式で募集していた同地区再開発事業の特定業務代行者(候補者)に大成建設・岩田地崎建設・伊藤組土建・岩倉建設・丸彦渡辺建設共同体を選定した。10月中に協定を締結する予定で、先行して同中旬から支障となる既存建築物の解体に着工。大通西1、大通東1を含む3つの1丁目からなる創世1・1・1区%烽ナ最初の大型工事がいよいよ始まる。
 特定業務代行者は、工事として既存の明治安田生命ビルや駐車場関連施設の計3棟、延べ2万965m²の解体と、延べ約12万m²の施設新築、敷地外周歩道整備を請け負うほか、未処分保留床の処分なども担う。
 敷地面積は約1万1650m²で、規模は地下5地上28階、S一部SRC造、延べ約12万7800m²。北海道テレビ放送(HTB)や朝日新聞社などが入居する高層棟は高さ約138m、約2300席の高機能ホールやアートセンター、図書館などで構成する仮称・市民交流複合施設が入る低層棟は高さ約65mとなる。
 実施設計は日建設計・北海道日建設計共同体が担当。12月に権利変換計画の認可を申請し、年明け1月には山止めや杭工事に着工。2018年3月の全体完成を目指す。
 組合地権者は、特定業務代行者のほか札幌市、UR都市機構、パーク24、明治安田生命の計9者が名を連ねるが、特定業務代行者は権利変換計画認可後に地権者から外れる。このほか、今のところHTB、朝日新聞社、札幌振興公社、北海道熱供給公社の4社が参加を表明している。