日本工業経済新聞社(群馬)
2014/09/17
【群馬】2013年度の県環境森林部入札実績
県環境森林部が2013年度に契約した治山事業と林道事業の入札実績が、県森林保全課への取材で分かった。治山事業は678件で計76億903万6650円(税込)の契約があり、落札率(請負比率)の平均は94・67%だった。林道事業は82件、計14億5974万1500円(税込)で、落札率平均は95・75%だった。12年度の大型補正の影響もあり、件数は前年度比で約2割増、金額は同約6割増となった。
治山事業のうち、工事は283件、森林組合が行う間伐や下刈りといった森林整備が104件、委託が291件だった。
工事の落札率(請負比率)平均は、直近4カ年が96%台で推移してきており、13年度の97・11%は近年で最も高い数字になっている。発注方式別では、100%での契約が指名競争で1件、随意契約で8件あり、一般競争の最高落札率は99・25%だった。最低落札率は一般競争が96・49%、指名競争が83・21%、随意契約が79・36%で、落札率平均は一般競争が98・05%、指名競争が97・08%、随意契約が96・94%だった。
森林整備の落札率平均は96・21%。直近2カ年が96%後半で推移しており若干下落したが、10年度の95・59%は上回った。指名競争、随意契約ともに2件が100%での契約。最低落札率は指名競争が83・33%、随意契約が86・36%で、落札率平均は指名競争が96・23%、随意契約が95・45%。
委託の落札率平均は91・75%で、前年度の91・60%から若干上昇。随意契約のうち7件が当初設計金額通りでの契約で、指名競争の最高落札率は99・17%だった。最低落札率は指名競争が75・00%、随意契約が86・20%で、落札率平均は指名競争が91・43%、随意契約が96・26%だった。
一方の林道事業は、工事52件、委託30件の契約があり、落札率平均は工事が96・24%、委託が94・90%だった。
工事の落札率平均は前年度の97・12%から数字を落とした。ただ、11年度は95・60%、10年度は95・95%となっており、過去3カ年のほぼ平均値であると言える。最高落札率は一般競争が98・12%、指名競争が99・66%、最低落札率は一般競争が83・31%、指名競争が89・67%、落札率平均は一般競争が90・72%、指名競争が96・47%だった。
委託は過去3カ年を振り返ると、12年度が91・48%、11年度が93・54%、10年度が92・77%となっており、直近では最も高い数字。随意契約のうち9件が当初設計金額通りの契約だった。指名競争の最高落札率は95・04%。最低落札率は指名競争が75・12%、随意契約が95・65%、落札率平均は指名競争が91・26%、随意契約が98・54%だった。